校長挨拶

校長 濱野 建児

 御入学・御進級おめでとうございます。ようこそ、都立城南特別支援学校へ。本校児童・生徒は、新入生を迎えて小学部66名、中学部26名、高等部35名、合計127名になりました。
 令和6年4月に着任しました濱野建児(はまのけんじ)と申します。本校では第17代校長となります。大田区内にあります都立矢口特別支援学校から転任してまいりました。どうぞよろしくお願いいたします。都立城南特別支援学校は、教員になった時に研修の会場だったことがあり雑色の駅を降りて学校に向かうと当時ありましたパン工場からの良い香りに包まれた記憶があります。また、前任校の校舎改修時に運動のできる広い場所がなかったため、校庭を使用させていただきました。普段は広い屋外で体育をすることが制限されていた中で、子供たちが芝生の上で楽しそうに活動していた姿が印象に残っています。
 本校は、都立光明養護学校の一室において開設が準備され、昭和44年4月1日に開校しました。第1期工事の校舎完成を待ち4月19日新校舎にて入学式が行われました。開校当初の校舎は、現在のスロープがある棟とスクールバス発着場、給食調理室等が完成していました。城南地域に開校を願っていた保護者や関係の皆様の喜びも大きかったことが分かります。今年度はトイレの全面改修を実施する予定になっています。都立で5番目の肢体不自由校として設置された歴史ある学校で児童・生徒の教育に関わることができ大変嬉しく思っています。これまで都立城南特別支援学校が地域に根差した教育を積み重ねてきた伝統を引き継ぎスタートしていきます。児童・生徒の学習環境の充実を図りながら安全に教育活動を行い、以下の教育目標のために教職員一丸となって力を尽くしてまいります。
 
1 いのちを大切にし、健康な心と体をつくる
2 感性や思いを豊かにし、コミュニケーションの力を身に付ける
3 自分を大切にしながら、社会の一員として互いに認め合い、ともに生きる力を付ける
4 学ぶ喜びを味わい、主体的に学び、考え、行動する力を身に付ける
 
 本校の校章について、城南だよりにも印刷されていますが、校名(城南)の周りが竹で飾られています。校庭の一角には竹藪を見ることができます。花言葉は「節度」等があります。本校の教育を通して、児童・生徒が竹のようにしっかりと根を広げて土台を作り、節目ごとに力を伸ばし成長することを願っています。今年度、保護者・地域の方々に御理解と御協力をいただき、子供たちが社会に向けて、伸び伸びと豊かに明るく成長できる学校にしてまいります。

竹

 

 

 
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